エアバッグ生地の廃材活用 豊田合成、エコバッグ販売

2020年09月17日

ゴムタイムス社

 豊田合成は9月14日、同社の主力製品であるエアバッグ生地の廃材を活用した丈夫で汚れにくいエコバッグを製作し、愛知県名古屋市のショッピングモール「mozoワンダーシティ」に販売すると発表した。同エコバッグは11月21日~23日、12月19日~20日にmozoワンダーシティで実施する「mozo ACTION! forEARTH」で配布される予定。

 同社は、事業活動を通じて社会課題の解決に貢献するとともに持続的な成長を目指すSDGs経営に取り組んでいる。特に、モノづくり企業として材料調達から廃棄までの一連の生産活動における環境負荷の低減に注力しており、同社製品の主材料であるゴムや樹脂のリサイクルによる廃棄物の低減などを進めてきた。今回、さらなる低減に向けて、リサイクルが難しかったエアバッグの生地やハンドルに用いる本革の端材などを加工し、商品化するプロジェクトを立ち上げた。同エコバッグはその第一弾となる商品。

 プロジェクトを立ち上げた同社宮﨑会長は、「当社は限りある大切な資源をムダにしないために、2018年から『もったいない活動』をスタートした。各職場で不要となった備品の再利用やこまめな消灯など、身近なところから『もったいない』を解消している。今回立ち上げた商品化プロジェクトを推進することで、SDGs経営をさらに進めていきたい」とコメントしている。

 

「mozo ACTION! forEARTH」

「mozo ACTION! forEARTH」のロゴ

廃材を活用した商品の例

廃材を活用した商品の例

 

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