日本ゴムホース工業会 会長、副会長を重任

2011年05月25日

ゴムタイムス社

懇親会であいさつする十川会長

日本ゴムホース工業会は5月17日、東京都千代田区のホテルニューオータニで平成23年度通常総会並びに懇親会を開催した。 総会では平成22年度の事業報告、収支決算報告、平成23年度事業計画、予算案などを審議、いずれも原案通り承認した。役員の改選では十川敬夫会長、吉田和政副会長、佐々木譲副会長、阿南正彦常務理事の重任が決まり、新任では王子ゴム化成㈱の矢村俊幸社長が理事に就任した。 本年度の事業運営方針は、基本的には従来から実施している諸事業を主体に実施するが、業界をめぐる内外の動向把握に努め、情勢変化に対応できる事業運営を指向する。
また、今後ますます加速する国際化の進展に伴い、日本のホースに関する事情、考え方をISO規格に反映させるよう、積極的な働きかけを継続する。さらに、今後の環境問題に対応するため、使用済みホースのリサイクル手順の可能性をフォローする。 ISOについてのPメンバー活動ではTC/45SC1で日本側の提案を行うとともにJIS規格とISO規格の整合化作業を推進する。 総会終了後は懇親会が開かれた。十川会長は「東日本大震災の影響で大変な状況下にあり、加えて原材料価格の高騰やアジアからの安価な製品の流入など、日本企業としてどう存続していくか厳しい環境で、気を引き締める必要がある。生産動向は年初は順調に推移したが、3月が悪く、累計で微増横ばいにまでダウンした。当工業会は機能部品を供給しており、東北地域の復興にも貢献できるものと思われ、頑張っていこう」などとあいさつ。来賓を代表して東部ゴム商組の藤田耕平副理事長が乾杯の発声をとり、テーブルを囲んで和やかな懇談に移った。 〈平成23年度役員〉 ▽会長=十川敬夫(㈱十川ゴム取締役副社長) ▽副会長=吉田和政(東海ゴム工業㈱執行役員)▽副会長=佐々木譲(クラレプラスチックス㈱取締役社長)▽常務理事=阿南正彦

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