■ 新社長インタビュー
筋肉質な経営体制構築へ
住友理工 清水和志社長
「厳しい環境だからこそ逆に変革へのチャンスになる」と語る住友理工の清水和志社長。6月の社長就任後、海外生産拠点の見直しを行う一方、ベトナムに自動車用ホースの新工場を開設するなど、筋肉質な経営体質に向けた構造改革へまい進する清水社長に話を聞いた。
◆第1四半期を振り返って。
主要ユーザーであるカーメーカーの生産動向を見ながら、社内で計画を策定した。売上高は5月に底を打った。7~9月の自動車生産台数は想定を上回って回復しており、当社グループも売上高の確保と収益性の改善を図りたい。
◆コロナ禍での働き方について。
時差出勤や在宅勤務は継続している。在宅勤務については、もともとは介護や子育てを行う従業員のために制度化したものだが、コロナに合わせて今年8月に社内規則を変更した。従業員にも話しているが、このコロナで改めて思うのは「どこでもオフィスになる」ということ。移動しなくても仕事ができる体制にすることが大切だ。
◆生産拠点の見直しを図っていますが。
7月末にフランスで鉄道車両用防振ゴムを製造・販売する
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