豊田合成は9月25日、WOTA社が11月から販売を開始する水循環型のポータブル手洗いスタンド「WOSH」に、同社の「深紫外LED水浄化ユニット」が搭載されると発表した。同社開発のウイルスや細菌を除去する「深紫外LED光源モジュール」の量産化第1弾となる。
WOSHの特長として、水を内部で浄化・循環して繰り返し再生利用することで、店舗入り口や屋外など水道が使いにくい場所に設置し、水を提供できる点が挙げられる。フィルターでのろ過・吸着や塩素での消毒に加え、深紫外線を照射することで高い浄水性能を実現、安心・安全な生活を支える。
同社はWOTA社の「誰でもどこでも水の自由を」という理念に賛同し、ベンチャー投資の専門組織(ベンチャー投資企画室)を通じて2020年9月にWOTA社の発行する転換社債型新株予約権付社債を引き受け出資しており、今後も更に連携を深めていく。
今後も同社は、長年培ったコア技術と外部の知見の融合によるイノベーションに挑戦し、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。