ブリヂストンは9月25日、2022年末をもってカート用タイヤの供給を終了することを決定したと発表した。
同社は1977年にカート用タイヤの供給を開始して以来、国内および海外向けにカート用タイヤの開発・製造・販売を行っており、国内では日本自動車連盟、海外では国際自動車連盟(FIA)傘下の国際カート委員会(CIK―FIA)公認のカート用タイヤを中心に、ホビーレースユーザーから将来最高峰の舞台を目指すカートレーサーに至る多くの人たちを足元から支えてきた。
しかし、同社グループの中長期事業戦略に基づき、事業環境の変化に応じた事業ポートフォリオや経営資源配分の最適化を戦略的に進める中で検討を行った結果、カート用タイヤ事業から撤退せざるを得ないとの結論に至った。現在取引中の顧客との供給契約期間が満了する2022年12月31日までは、カート用タイヤの供給を継続する。
同社は、モビリティ社会を支える一員として、今後もモータースポーツ活動に参画していくとしている。