トクヤマは9月25日、同日開催の取締役会において、同社が80%を出資する子会社サン・トックスの株式46%を、現在サン・トックスの株式20%を保有するレンゴーに対して譲渡することを決定したと発表した。
同株式譲渡は、10月1日をもって行われる予定で、その後サン・トックスの出資比率は、レンゴー66%、トクヤマ34%となり、サン・トックスはトクヤマの連結子会社から除外され、持分法適用関連会社となる。なお、同株式譲渡については、公正取引委員会による独占禁止法関連の承認を得られることを実行の条件としている。
サン・トックスは、2015年10月にレンゴーから第三者割当増資による出資を受け、レンゴーの資本参加のもと事業運営を進めてきたが、今回、サン・トックスのプラスチックフィルム事業の強化・発展を目的として、同株式譲渡を決定した。同社は持分法適用関連会社として、引き続きサン・トックスの運営に協力する。
なお、同社の2021年3月期連結の通期業績予想に与える同件の影響は軽微だが、業績予想の修正が生じる場合は速やかに公表するとしている。