ゴムシート特集 入間川ゴム 新中計「ネクストリーム」始動 若手中心のプロジェクト発足

2020年10月19日

ゴムタイムス社

 入間川ゴム(埼玉県狭山市、清水佑樹社長)の前期(19年度)を振り返ると、18年度後半あたりから徐々に事業環境に陰りが出始め、第1四半期(4~6月)の時点で計画を修正した。また、第4四半期に入り、新型コロナウイルスの感染拡大の影響も徐々に大きくなり、売上や利益は堅調に推移した17年度、18年度を下回った。ただ、数値目標以外の社内の環境整備や世代交代については「一定の成果を得た」(清水社長)と手応えを感じている。

 今期(20年度)よりスタートした新中計「NexTReme(ネクストリーム)2020」は、前中計(NexT2019)の路線を継承しつつ、ゴム板業界においてさらにレベルの高い先端企業を目指す。

 今期足元の状況をみると、第1四半期(4~6月)売上は前年同期比で15%減、第2四半期はさらにマイナス傾向が強まって推移している。

 製品別では、汎用の合成ゴムシート、ゴムマットともに全般的に落ち込みがみられる。また、ゴムマットでは、前年度好調だったエスゴムマットも今期は需要が鈍化している。それに対し、天然ゴムとフッ素ゴムは、土木関連と半導体関連が安定した動きを維持しており、他のシート製品ほどの落ち込みはみられない。

 このような厳しい環境下において、「社内で新たな動きを生み出す時期に充てる」(清水社長)との考えから、若手中心の製品開発に関するプロジェクト

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