JSR㈱と、その米国現地法人、JSRマイクロおよびJSRループのリチウムイオンキャパシタ事業会社、JMエナジー㈱は、米Capstone Metering LLCとインテリジェント水道メーターにおいて、共同開発契約に合意した。
Capstoneの開発した「IntelliH2O」は、水道メーターにリモート通信技術を応用した自己発電式インテリジェント水道メーター。リアルタイムで水道システムの管理を行うことにより、水を節約し、人手による検針を不要にすることが可能となる。
JSRグループは、この契約を通じて、Capstone Meteringの技術にJMエナジーの製造するリチウムイオンキャパシタ(LIC)をあわせ、効率の良い次世代水道メーターとそれに関係する技術を開発する。
JSRでは「長い間、この分野での事業機会の検討を続けてきました。Capstone Meteringはこの分野で今までにない、新しく画期的な技術を展開している素晴らしい会社であり、この戦略的関係を通じて、当社グループの環境・エネルギー事業の拡大を図ることができると期待しています」としている。
Capstoneの最高執行責任者、ジェームス・ライス氏は「新しい蓄電装置は、既存の蓄電装置に比べて電圧が高いことに加えて充電速度が速い装置。これは、一定の速度で流れない水流からエネルギーを溜めることに、とても適していると思っています。この蓄電装置に私たちの技術を組み合わせることで、機能を向上させた次世代の水道メーターを提供することが可能になります」と述べた。