台湾貿易センターTAITRA)は9月17日、「台湾エクセレンス-プラスチック&ゴム機械‐オンライン記者会見2020」を開催し、台湾エクセレンス賞を受賞した台湾プラスチック・ゴム機械メーカー4社が、それぞれ注力する機械を発表した。
受賞した機械メーカー4社は、富強鑫集團(Fu Chun Shin Machinery Manufacture Co. Ltd.)、銓寶工業(ChumPower Machinery Corp.)、鳳記国際機械股份有限公司(Fong Kee International Machinery Co. Ltd.)、 鼎坤塑膠機械有限公司(Diing Kuen Plastic Machinery, Co.Ltd.)。
今回から同オンライン記者会見を3回にわたり掲載していく。
第1回目は、台湾エクセレンス賞の概要やオンライン記者会の意図などを紹介する。台湾エクセレンス賞は1993年に日本の経済産業省に当たる台湾経済部(MOEA)によって開始した。
この賞の選定基準については、研究開発をはじめデザイン、クオリティ、マーケティングの4つの評価項目と「台湾製」のという観点から、革新的な価値を備えた製品であると認められた製品が受賞される。また、選ばれた製品は台湾エクセレンスラベルが授与され、世界106ヵ国でトレードマークとして販促活動のひとつとして売り込みができるという。
台湾のプラスチック・ゴム機械産業は国際的に知られており、世界で6番目の輸出量を誇り、同産業の牽引する存在だ。しかし、新型コロナウィルスの感染拡大を受け、各国の従来が制限された環境下では、台湾のプラスチック・ゴム機械産業も大きな打撃を受けている。今回のオンライン記者会見は、台湾のプラスチック・ゴム機械メーカーに商機を見出すことが、今回のオンライン記者会見の狙いとなっている。
同オンライン記者会見では、台湾貿易センターの葉明水(Mr. Walter Yeh)前秘書長、台湾経済部国際貿易局の李冠志(Mr.GuannーJyh Lee)副局長が出席。
開会式では、葉明水前秘書長は「インダストリー4・0の推進に伴い、台湾プラスチック・ゴム機械産業は絶え間ない進化を遂げている」と台湾機械の技術動向について触れ「最先端の技術やカスタム対応などといった需要を満たすため、台湾が誇るICTと自動化テクノロジーを利用したスマートシステムや技術との融合を行っている」と、機械の質の高さを強調した。
次に、李冠志副局長は「国際的なプラスチック問題を考えると、循環型経済が次世代のトレンドになることが予想され、生産者は新しい規則にいち早く対応できなくてはならない」と述べ、「台湾も世界の製造業の良きパートナーとなるべく、環境に配慮し、開発を行っている」と台湾企業に期待を寄せ、あいさつした。
第2回目は、台湾エクセレンス賞を受賞者したプラスチック機械メーカーを紹介していく。