ミシュランは10月19日、トヨタの新型車レクサスLC500コンバーチブルの新車装着用タイヤとして、ハイパフォーマンスカー向けランフラットタイヤ「ミシュラン・パイロット・スーパースポーツZP」が採用されたと発表した。サイズは前輪245・40RF21、後輪275・35RF21となる。
同製品は、レクサスLCが持つ世界最高レベルのスポーツカーテクノロジーとそのパフォーマンスの実現に貢献するため開発されたハイパフォーマンスカー向けスポーツタイヤで、耐久レース向けに開発されたテクノロジーを採用することで過酷な走行条件下でも安全性を損なうことなく優れた耐摩耗性と卓越したグリップ力を発揮する。
レクサスの求めるあらゆる性能に応えるため、最新のランフラットタイヤテクノロジーを採用することで、突然のパンクによる急な空気漏れが発生しても、安定したハンドリング性能の維持に貢献すると同時に、タイヤ重量と転がり抵抗の低減という環境面にも配慮、さらにオーナーの求める快適な乗心地の提供を可能にする。
今回、採用された技術として、「デュアル・コンパウンド2・0」「ハイブリット・アラミド/ナイロンベルト」「ランフラット補強ゴム最適化技術」の3つが挙げられる。
「デュアル・コンパウンド2・0」は、省燃費タイヤ用のシリカと耐久レース用に開発された2種の異なるコンパウンドで構成することにより、過酷な走行状況の下でも安全を確保するのに必要な優れた耐摩耗性と卓越したグリップ力を発揮する。
「ハイブリット・アラミド/ナイロンベルト」では、アラミドとナイロンをハイブリッド化し、低荷重領域ではナイロンのしなやかさで快適な乗り心地を確保、高荷重領域ではアラミドの強度特性を活用し、コーナリング性能を全荷重域で向上させている。また低空気圧時におけるタイヤ剛性も確保する。
「ランフラット補強ゴム最適化技術」は新規フィラー技術を適用し、ランフラットタイヤとしての耐久性と省燃費の両立を実現する。車両前後荷重配分を考慮し、補強ゴム厚さをフロント・リアタイヤでそれぞれ最適化している。