日本プラスチック工業連盟(15年平均100、プラ工連による計算値)がまとめた日本銀行・国内企業物価指数の8月実績によると、プラスチック原材料は19品目平均で89・6と前月から1・9ポイント下落した。
内訳は不飽和ポリエステル樹脂、ポリスチレン、ABS樹脂など9品目が変動なく、フェノール樹脂、シリコーン、エチレン酢酸ビニル樹脂の3品目が上昇したが、ポリプロピレン、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネートなど7品目が下降した。また14品目が100を割り込んだ結果となった。
プラスチック製品では20品目平均で前月比0・1ポイント上昇し98・3だった。
内訳はプラスチック積層品、合成皮革、電気機器用プラ製品など10品目が変動なく、プラスチック継手、プラスチック雨どいなど8品目が上昇した。下降については、プラスチック板、プラスチック製中空成形容器の2品目となった。20品目のうち、最高水準だったのは雨どいの119・8。
石油化学系基礎製品においては、16品目平均で前月から0・4%上昇し68・7となった。
内訳はアクリル酸エステル、パラキシレン、フタル酸系可塑剤の3品目が変動なしとなり、ブタン・ブチレン、オクタノール、アクリロニトリルなど9品目が上昇した。ビスフェノールA、酢酸ビニルモノマーなど4品目が下降となった。品目別でみていくと、ブタン・ブチレンが4・0ポイントともっとも上昇した。