ユニチカは10月21日、2020年10月1日に公表した「業績予想及び配当予想並びに営業利益(その他の損益)の計上見込みに関するお知らせ」について、内容を一部変更し、宇治事業所火災事故に係る保険金を営業利益(その他の損益)として計上するのではなく、特別利益に計上する見込みとなったことを発表した。
同社は、事前に監査法人と協議のうえ、2020年10月1日の業績予想の公表をしたが、その後に監査法人より、当該損益の会計処理について再協議の申し入れがあり、その結果、受取保険金の約34億円を特別利益として計上することに変更し、業績予想を修正することとした。
2019年1月8日に発生した同社宇治事業所の火災事故に係る保険金の2021年3月期第2四半期連結累計期間における会計処理について、営業が休止又は阻害されたために喪失した利益部分と、当該事象によって生じた収益の減少を防止又は軽減するために生じた必要かつ有益な費用のうち、通常要する費用を超える部分に対する受取保険金の発生については、その他の損益として約30億円を営業利益に計上する見込みとしていたが、特別利益に計上する見込みとしていた修繕・復旧作業等に対する受取保険金の約4億円と合わせた約34億円を特別利益として、2021年3月期第2四半期の同社連結決算において計上する見込みに変更する。
また、宇治事業所火災事故に係る保険金の計上区分を変更することに伴い、同社が同日付けで公表した2021年3月期第2四半期累計期間の連結業績予想及び2021年3月期通期連結業績予想についても修正を行う。
なお、業績等の予想及び計画の将来予想に関する記述は、同社が現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等の結果は、今後の様々な要因により、業績等の予想及び計画と異なる可能性がある。