産業用ゴム製品製造のニューズ・ポリマー㈱（東京都足立区、代表＝青山愼之介氏）は11月25日、東京地方裁判所へ自己破産申請した。負債額は約５億５０００万円で、28日に同裁判所は破産手続きの開始を決定した。
同社は昭和50年２月設立の産業用ゴム製品製造業者。旧社名は東京ファブリック化成㈱。茨城県常陸大宮市に工場兼物流センターを有し、工業用・土木用・建築用など多岐にわたるゴム製品を製造していた。
平成19年５月期には12億円以上の売上高を計上していたが、原材料の高騰もあり、採算性が悪化、その後も原材料が高止まりした中で、不況により受注が減少し、平成23年期は売上高７億円弱まで落ち、債務超過に陥った。今期も業況の改善は見られず、資金繰りに行き詰まり、今回の事態に至った。
