欧州で子会社２社の規模拡張　ＪＳＲライフサイエンス

　ＪＳＲは10月22日、同社のグループ企業であるＪＳＲライフサイエンスが、子会社のＫＢＩバイオファーマ（以下、ＫＢＩ）とセレクシスＳＡ（以下、セレクシス）の欧州における共同事業強化のため、最先端の施設を新たに拡張し、事業規模を拡大することを発表した。

　この拡張により、両社はジュネーブの工業地帯であるＺＩＰＬＯ（Ｉｎｄｕｓｔｒｉａｌ　Ｚｏｎｅ　Ｐｌａｎ－ｌｅｓ－Ｏｕａｔｅｓ）にあるＳｔｅｌｌａｒ32キャンパスに、合わせて８７００平方ｍの施設を保有することになり、ＫＢＩは欧州の顧客向けに臨床用ｃＧＭＰバイオ医薬品原薬製造能力の強化を、セレクシスは需要が拡大している哺乳動物細胞株の開発技術とサービスの提供の充実を図る。

　また、この拡張により両社であわせて２５０人以上の雇用創出を見込んでいる。

　ＪＳＲライフサイエンスは、この投資により、セレクシスのタンパク質発現プラットフォームＳＵＲＥテクノロジーとＫＢＩの高度なプロセスおよび分析開発ツールを合わせることで、より効率を向上させたサービスを顧客へ幅広く提供していくとしている。