三菱ケミカルHDが社長交代 新社長にギルソン氏

2020年10月27日

ゴムタイムス社

 三菱ケミカルホールディングスは10月23日、同日開催の取締役会において、代表執行役の異動を決定したと発表した。

 2021年4月1日付で越智仁代表執行役社長は退任し、フランス・ロケット社で最高経営責任者(CEO)を務めるジョンマーク・ギルソン氏が代表執行役社長に就任する。

 ジョンマーク・ギルソン氏は1963年12月6日生まれで出身地はベルギー。1989年ダウコーニング社入社、AvantorPerformanceMaterials社、NuSilTechnology社を経て、2014年からロケット社CEO。

 同社指名委員会は、2015年6月に同社が指名委員会等設置会社に移行して以降、中期経営計画の期間等を考慮しつつ、代表執行役社長の後継者について適切な指名を行えるよう準備をしてきた。現中期経営計画が節目を迎えて事業基盤強化に一定の目途がついたことを踏まえ、越智仁代表執行役社長から今年度終了をもって退任するとの意向が示されたことを受け、具体的な後継者候補の探索・選考を行ってきた。

 指名委員会は、同社の経営理念である「KAITEKI」のもと、「ポスト・コロナの世界を見据えた、バイオケミカル/ライフサイエンス含むヘルスケア事業と機能商品系の高付加価値なケミカル事業とを融合した戦略的ビジョン及びブランディング戦略を構築できること」「企業価値、特に株主・投資家から見た企業価値を向上できること」「強力なリーダーシップでポートフォリオ・トランスフォーメーションを断行できること」を実行できる人材ということを後継代表執行役社長の基準として設定し、基準を達成できる実績・能力という観点から、社内外、国内外を問わず、広くグローバルに相応しい候補者を探索した。候補者との面接をはじめ、過去の実績について関係者からリファレンスを得るなど多面的に評価した結果、最終的にジョンマーク・ギルソン氏を次期代表執行役社長候補として指名し、同社は同日開催の取締役会において、同氏を次期代表執行役社長とすることを決議した。

 

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