バンドー化学が医療機器開発 伸縮性ひずみセンサを活用

2020年10月27日

ゴムタイムス社

 バンドー化学は10月26日、連結子会社であるAimedicMMTが「C―STRETCH」の技術を応用した医療機器「ATメジャー」を開発し、同日に販売を開始すると発表した。同社は、独自開発した伸縮性ひずみセンサ「C―STRETCH」を活用した医療機器の開発に取り組んでいる。

 「ATメジャー」は、主に整形外科での使用を想定しており、整形外科領域ではこれまで検査者の主観評価が主流であった「足関節の不安定性評価」を、伸縮性ひずみセンサ「C―STRETCH」の技術を応用することで計測し、客観化(数値化)することが可能となる。また、整形外科に加え、リハビリテーション科でも足関節の状態や回復度の評価に使用できる。

 同社グループは、新たな事業の柱の1つとして、伸縮性ひずみセンサ「C―STRETCH」を活用した「呼吸数計測」「関節可動域計測」「嚥下評価」に関する開発を進めてきた。また、2019年5月には医療機器メーカーのAimedicMMTをグループに取り込み、医療機器・ヘルスケア機器事業の早期確立に取り組んできた。今回、医療機器としての「ATメジャー」を同社で製造し、AimedicMMTから販売することになった。

 同社は「ATメジャー」に続き、呼吸器領域での医療機器開発やヘルスケア機器の開発を進めており、医療機器・ヘルスケア機器事業の早期確立を目指していくとしている。

 

 

新製品の「ATメジャー」

新製品の「ATメジャー」

 

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