横浜ゴムは10月28日、ADVANタイヤ装着車が「JAF全日本ダートトライアル選手権」において、4つのクラスで2020年シリーズチャンピオンを獲得したと発表した。
今年の同選手権は新型コロナウイルスの影響で計5戦が中止となり、10月24日から25日にスピードパーク恋の浦(福岡県)で開催された最終戦を含む全3戦で競われた。同社は、一般ダートから硬質ダート用「ADVAN A053」をはじめ、軟質路面用「ADVAN A031」や超硬質路面用「ADVAN A036」など幅広い路面に対応したタイヤラインアップで勝利を足元から支えた。
チャンピオンを獲得したのは、PN―2クラスの宝田ケンシロー選手(ADVANオクヤマスイフト)と、SA・SAX―1クラスの葛西キャサリン伸彦選手(YH速心ガレージクロノスMR2)、SA・SAX―2クラスの荒井信介選手(クスコADVANitzzランサー)、SC―2クラスの大西康弘選手(YH・TEIN・AGランサー)。2019年はPN―2、PN―3、N―1の計3クラスでヨコハマタイヤユーザーがシリーズチャンピオンを獲得しており、今回PN―2クラスでチャンピオンを獲得した宝田ケンシロー選手は昨年に引き続き、2年連続となる。
同社は中期経営計画「GD2020」の技術戦略において、モータースポーツ活動を重要な先行技術開発の場と位置付け、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまで国内外の多岐にわたるモータースポーツ競技に参戦している。JAF全日本ダートトライアル選手権でも多数のマシンがヨコハマタイヤを装着している。同社は今後もモータースポーツ活動に積極的に取り組み、最高レベルの技術を追求していくとしている。