住友ゴムが研究成果発表  「京」活用のゴム材料実験で

2020年11月06日

ゴムタイムス社

 

表彰状を手にする内藤正登氏

表彰状を手にする内藤正登氏

 住友ゴム工業は10月30日、スーパーコンピュータ「京」を活用して取り組んだ研究「タイヤ用ゴム材料の大規模分子動力学シミュレーション」が、革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)利用研究課題優秀成果賞を受賞した事に伴い、一般財団法人高度情報科学技術研究機構主催の「第7回京を中核とするHPCIシステム利用研究課題成果報告会」で成果発表を行った。
 同社では、より高い安全性を備え環境負荷低減に貢献できるタイヤ開発を目標に、2012年より「京」を活用して大規模分子動力学シミュレーションを行いゴム材料の研究開発を進めてきた。
 今回受賞した研究は、ゴム材料に添加するシリカとカップリング剤の結合の仕方がゴム材料の強度に及ぼす影響を明らかにしたもので、ゴムの耐摩耗性向上に繋がる成果を得たもの。今後は、このシミュレーションの成果を新たな

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