日本ゴム精練工業会(JPMA、野田明志会長)は11月4日、今年度の臨時総会をオンラインで開催した。
会員企業は19社24人が参加した。
冒頭、野田会長は国内外の政治・経済情勢などについて触れ、「コロナ禍でゴム産業ではタイヤのリプレイス市場は需要が回復している。建築や土木は堅調に推移しているが、工業用品などは低調だ」と国内のゴム精練の動向について述べた。その上で需要環境については「第1四半期で需要が減少し、第2四半期で需要が底を打った。第3~4四半期で回復傾向になっている。ただ、前年並みの需要まで戻ることは難しい。またコロナ対策で各企業が雇用調整助成金を活用していたが12月末で終了することから、来年も今年に引き続き予断を許さない状況は続くのではないか」との見方を示した。
臨時総会では、2020年度活動実績、2021年度役員改選、今後のスケジュール、2019年アンケート集計結果、外国人技能実習制度への対応などの議題が取り上げれた。
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