西川ゴム工業の2021年3月期第2四半期連結決算は、売上高が327億6500万円で同33・8%減、営業損失が7億8200万円(前年同期は38億7400万円の利益)、経常損失が5億900万円(前年同期は41億900万円の利益)、四半期純損失が8億6400万円(前年同期は25億7300万円の利益)となった。
セグメント別にみると、日本は自動車生産台数が減少したことなどにより、売上高は186億1700万円で同31・7%減となり、営業損失は9億8500万円(前年同期は17億6800万円の利益)となった。
北米は、米国、カナダおよびメキシコでの自動車生産台数が減少したことなどにより、売上高は79億7500万円で同43・2%減となり、営業損失は7億7800万円(前年同期は1億7700万円の利益)となった。
東アジアは、中国での自動車生産台数が減少したことなどにより、売上高は50億5200万円で同18・2%減となったが、原価低減活動などが奏功し、営業利益は5億3600万円で同43・7%増となった。
東南アジアは、ASEAN地域での自動車生産台数が減少したことなどにより、売上高は31億8000万円で同44・2%減となり、営業利益は4億5600万円で同71・8%減となった。
通期の連結業績予想は、新型コロナウイルス感染拡大により急激な景気悪化の影響を受けたが、中国をはじめ各国で経済活動を再開していることなどから各セグメントにおける受注が想定を超える伸びで推移したことにより、8月7日に公表した業績予想から上方修正した。売上高は827億円で前期比15・0%減、営業利益は26億円で同62・0%減、経常利益は34億円で同54・6%減、当期純利益は11億円で同75・5%減を見込んでいる。
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