朝日ラバーは11月6日、福島県白河市にある白河工場で、自動車産業の国際的な品質マネジメントシステム規格であるIATF16949の認証を取得したと発表した。IATF16949は、自動車産業の国際的な品質マネジメントシステム規格。
欧米の自動車メーカーや自動車団体が、部材の調達先である部品/材料メーカー(サプライヤー)に対して、IATF16949認証登録を取引条件として要求するもので、自動車メーカーは、その登録されたサプライヤーから部材を調達するという仕組みになっている。つまり、欧米の自動車メーカーとの取引をする上で必要な認証ということになる。
白河工場を含めた同社の事業所・工場では、品質マネジメント規格のISO9001を取得しており、目標の達成や顧客満足の向上に繋がる活動を実施しているが、IATF16949ではそれに加えて、不具合の予防とバラツキ及びムダの削減に繋がる継続的改善をシステム化することが要求されている。
白河工場では、自動車の内装用照明向けに、青色LEDにシリコーンゴム製キャップを被せて1万色以上の光を実現する「ASA COLOR LED」を生産しており、同社はIATF16949の認証を取得することで、同社の製品や技術が自動車向けの厳しい品質マネジメントを実施していることを世界中に認識してもらい、グローバルな新規顧客開拓と継続した品質改善を加速させていくとしている。