関西ゴム技術研修所(駒水謙二所長)は11月2日、化学物質評価研究機構大阪事業所会議室で第59回入学式を開催した。例年は9月に入学式が行われているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により11月の開催となった。研修生35人が9ヵ月間にわたり、ゴムの技術を学ぶ。
冒頭、駒水所長は「第59回の入学おめでとうございます。新型コロナウイルス感染症が続く中、研修に参加頂いたこと、また、研修生を派遣頂きました企業様にも感謝致します。皆様のゴム技術をもっと知りたいという気持ちを大切にして頂き、私達もその想いをしっかりと応援させて頂きたい」とあいさつした。
続いて、研修生に向け、研修所創設の理念とコミュニケーションの大切さを2つのポイントとして説明した。
研修所創設の理念では、「関西ゴム技術研修所は約60年前にゴム技術者は我々ゴム業界の手で育てようという理念に基づき創設された」などと創設の経緯を説明した後に、「今年はコロナで入学式後の懇親会は中止となったが、たくさんの人と名刺交換をしてオンラインで話をしてほしい。その関係は、ひょっとすると一生の友人になるかもしれません」などとコミュニケーションの大切さを語りかけた。
最後に、「今はとても不安でいっぱいだと思うが、すでに2300人以上もの卒業生がいて、会社で活躍している。また体調管理に注意し、コロナ対策をしっかりと行って、9ヵ月間乗り越えていただきたい。私たちも全力でバックアップしていく」と研修生を激励し、あいさつを締めくくった。。