三ツ星ベルトの21年3月期第2四半期決算は、売上高が304億5900万円で前年同期比18・1%減、営業利益が19億5900万円で同55・5%減、 経常利益が22億9600万円で同47・0%減、 四半期純利益が16億円で同47・8%減となった。
セグメント別に見ると、国内ベルト事業の売上高は118億7500万円で同15・4%減、営業利益は20億3700万円で同39・8%減。自動車用ベルトは、新型コロナウイルス感染症の影響によりユーザーの工場の稼働停止や輸出需要が低迷したことなどから売上高が減少した。また、一般産業用ベルトや搬送ベルト、合成樹脂素材についても同様に国内企業の生産活動の落ち込みに伴って売上高が減少した。
海外ベルト事業の売上高は133億8800万円で同22・7%減、営業利益は11億100万円で同51・4%減。自動車用ベルトは、自動車メーカーの生産調整によって生産台数が大きく減少したことから、アジア・米国・欧州いずれの地域でも売上高が減少した。一般産業用ベルトは、中国や東南アジアにおいて農業機械向けの需要が回復傾向にあることなどから前年同期並みとなった。一方、OA機器用ベルトはアジアでの売上高が減少した。
建設資材事業の売上高は28億3200万円で同19・4%減、営業利益は1億6000万円で同70・0%増となった。公共や民間の工事物件の中止や延期の影響を受けたことに加え、土木部門も大口工事物件が減少したことから売上高が減少した。
エンジニアリング ストラクチュラル フォーム、金属ナノ粒子を応用した新製品、仕入商品等が含まれるその他の売上高は23億6200万円で同1・5%増、営業利益は1200万円(同10・6%増)となった。
なお、21年3月期の連結業績予想に変更はなく、売上高は610億円で前期比14・1%減、営業利益は32億円で同 56・2%減、経常利益は 34億円で同55・6%減、当期純利益は28億円で同48・8%減を見込んでいる。
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