コロナ禍で減収減益に ブリヂストンの1~9月期

2020年11月13日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンの20年12月期第3四半期連結決算は、売上収益が2兆1489億4100万円で前年同期比18・1%減、調整後営業利益は1184億4900万円で同53・9%減、営業利益は434億4700万円で同84・4%減、四半期利益はマイナス241億1800万円となった。海外工場の閉鎖協議にかかる引当金など事業・構造再編費用で259億円、中国TBR事業の減損損失などで351億円などを含む調整項目として750億円を計上した。
 同日記者会見した石橋秀一グローバルCEOは「過去の課題に正面から向き合い先送りにしないため、事業性の見直し、生産拠点の再編に取り組んだ。将来の布石につながっていく」と話した。
 タイヤ販売は、乗用車用が同22%減、トラック・バス用は同19%減、建設・鉱山車両用は超大型が13%減、大型が同23%減となった。
 ただ、第3四半期単独で見ると、乗用車用の補修用タイヤは北米で前年比同、欧州で6%増、トラック・バス用タイヤの補修用も北米で4%増、中国・アジア・大洋州で2%増と回復の兆しが伺えた。
 第3四半期累計での調整後営業利益の増減要因は、原材料が350億円、売値が80億円、営業費が780億円が増益要因となったものの、数量が1450億円、償却費が20億円、為替が100億円、加工費の悪化や南米の為替影響などのその他が1028億円の減益要因となり、合計1388億円の減益となった。
 地域別では、日本は、売上収益が5268億円で同21%減、調整後営業

 

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