オカモトの21年3月期第2四半期連結決算は、売上高は392億9300万円で前年同期比16・1%減、営業利益は31億9700万円で同21・0%減、経常利益は38億4900万円で同14・5%減、四半期純利益は25億5600万円で同20・0%減となった。新型コロナウイルス感染症拡大により、売上減少に伴う工場稼働率低下の影響で減益となった。
セグメントのうち、生活用品は、売上高が144億1500万円で同12・3%減、セグメント利益は29億8800万円で同16・2%減。コンドームは、訪日外国人によるインバウンド需要が減少し売上減となった。手袋は、家庭用は販売ルートの拡張に加え新商品が堅調で、産業用は作業用途の需要が増加したことにより売上増。医療用手袋も感染症対策として堅調で売上増となった。ブーツと雨衣は、個人消費の低迷による市況の悪化及び取扱商品の減少により、売上減。シューズは、個人消費の低迷による市況の悪化の影響で売上減となった。
産業用製品は、売上高が247億5200万円で同18・3%減、セグメント利益は10億2900万円で同25・1%減。一般用フイルムは新型コロナウイルス感染症対策としての飛沫飛散防止用途における販売が堅調で売上増。工業用フイルムと建材用フイルム、多層フイルムは売上減となった。
21年3月期の連結業績予想は、売上高は835億円で前期比7・7%減、営業利益は60億円で同18・3%減、経常利益は70億円で同18・1%減、当期純利益は46億円で同31・8%増を見込んでいる。
2020年11月12日