ＴＯＹＯ ＴＩＲＥの２０２０年12月期第３四半期連結決算は、売上高は２４６８億２３００ 万円で同11・１％減、営業利益は２２０億４６００万円で同16・７％減、経常利益は１７２億７１００万円で同26・８％減、四半期純利益は99億９１００万円で同29・８％減となった。
タイヤ事業の売上高は２２０６億９０００万円で同９・５％減、営業利益は２４０億２６００万円で同14・５％減。
市販用タイヤは、北米市場は新型コロナの影響を受ける一方で、新商品のオープンカントリー・エーティー・スリーなど大口径ライトトラック用タイヤやＳＵＶ用タイヤに加え、オールシーズンタイヤの販売が好調を示し、販売量、売上高とも前年度並みとなった。
欧州市場は新型コロナの影響を受け、販売量、売上高ともに前年度を下回った。
新車用タイヤは、新型コロナ感染拡大による完成車メーカーの生産調整の影響を受け、国内、海外ともに前年度を大きく下回った。
国内市販用タイヤは、新型コロナによる需要の減少、前年度の値上げ及び消費税増税前の駆け込み需要があった影響から販売量、売上高ともに前年度を大きく下回った。
自動車部品事業の売上高は２６０億９７００ 万円で同22・７％減、営業損失は 19億８０００万円（前年同期は16億１６００万円の損失）となった。防振ゴムの売上高は、新型コロナの感染拡大による完成車メーカーの生産調整の影響を受け、減収減益となった。
通期連結業績予想は、前回８月７日発表時の数値をいずれも上方修正し、売上高は３４００億円（前回発表予想から増減率３・０％増）、営業利益は３４０億円（増減率13・３％増）、経常利益は２９２億円（増減率15・０％増）、当期純利益は１７８億円（増減率27・１％増）を見込んでいる。
