経済産業省はこのほど20年1~9月のプラスチック製品生産・出荷を発表した。それによると、1~9月のプラスチック製品の生産量は410万2699tで前年同期比4・4%減となった。
プラスチック製品の生産量は近年、増加基調で推移してきた。ただ、昨年は米中対立激化に伴う世界経済の成長が鈍化した。さらに、20年は新型コロナ影響で、日本を含め米国や欧州、アセアンなど世界各国の経済環境は大きく悪化した。プラスチック製品を取り巻く需要環境も大きく変化している。
プラスチック製品の需要環境を見ると、コロナ感染
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