主要プラスチック関連上場企業40社の21年3月期第2四半期業績が出そろった。プラ関連上場企業40社のうち減収企業が38社、減益企業も同じく38社となった。新型コロナウイルス感染拡大で停滞していた各国経済も徐々に再開された。新型コロナが直撃した第1四半期に比べると業績は回復しているものの、依然厳しい状況が続いている。
主要上場プラ企業40社の20年4~9月期の合計売上高は2兆8115億1800万円で前年同期比14・1%減となった。プラスチック業界を取り巻く経営環境は、中国では新型コロナ感染が収束し、経済環境が急速に回復に向かっている。ただ、欧米を始め、日本でもコロナ感染再拡大が懸念され、非常に不透明な状況にある。
プラスチック業界の主要需要先である自動車は生産も回復基調にある。また、半導体業界やヘルスケア業界も引き続き堅調に推移している。
40社のうち増収企業は、住友精化とプラスチック成形機・リサイクル装置製造販売のプラコーの2社