デンカは11月18日、同日より開催の国際プラスチックフェア（ＩＰＦ）協議会主催のオンライン展示会「ＩＰＦ Ｊａｐａｎ ２０２０ Ｖｉｒｔｕａｌ（国際プラスチックフェア バーチャル）」に出展すると発表した。エラストマー・機能樹脂・化成品の主力製品を一同に紹介し、同社の基盤技術を応用した２つの新規開発品を初展示する。
展示製品は、「エラストマー／高機能エラストマー（デンカクロロプレン、デンカＥＲ、Ｅｖｏｌｍｅｒ）」「機能樹脂／ＡＢＳ・ＡＳＡ・ＰＶＣ向け耐熱付与剤（デンカＩＰ）、クリアレン、透明樹脂（ＭＳ樹脂他）」「化成品／水溶性樹脂（デンカポバール）」となっている。
「新機能性樹脂（塩ビ向け耐熱付与剤）」では、高耐熱性と低ＶＯＣの特長を持ち、自動車内装材等で高い評価を得ている耐熱付与剤「デンカＩＰ」で培った基盤技術を応用し開発した。塩素化塩ビ代替として、塩ビ樹脂へ優れた熱安定性を付与し、住設資材等へ幅広く提案する。
「デンカポバール（ＵＬＴＩＯＬシリーズ）」では、土木・建材、乳化分散剤、接着剤など幅広い用途に使用される水溶性の合成樹脂であるデンカポバールに、新たにＵＬＴＩＯＬシリーズを開発した。塩ビ樹脂製造において様々な重合条件下で高い分散安定性を発揮し、生産性向上をもたらす新規高機能塩ビ分散剤として提案する。
また、「高機能エラストマー（Ｅｖｏｌｍｅｒ）」や「高耐熱アクリル系特殊ゴム（デンカＥＲ）」、透明樹脂、クリアレンの環境対応製品等も合わせて紹介する。
展示会場は24時間オープンしており、コアタイム（10時～18時）中はブーススタッフが常駐して出展者と入場者の間で双方向コミュニケーションが可能となっている。期間終了後も２０２１年５月21日まで継続展示され、閲覧することができる。入場は無料だが、公式サイトにて事前登録が必要。詳細については主催公式ホームページ（ｈｔｔｐｓ：／／ｗｗｗ．ｉｐｆｊａｐａｎ．ｊｐ／）で確認できる。
オンラインブースイメージ
デンカＩＰ
デンカポバール
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