新たな合意書を締結　大阪取引所とタイ先物取引所

　大阪取引所（以下、「ＯＳＥ」）とタイ先物取引所（以下、「ＴＦＥＸ」）は、11月25日、ＴＦＥＸにおける新たな天然ゴム先物商品上場に関連する合意書を締結したと発表した。合意書を基に、ＴＦＥＸはＯＳＥにおける天然ゴム（ＲＳＳ３）先物の受渡値段を最終清算値段とした、現金決済型の天然ゴム（ＲＳＳ３）先物（名称：Ｊａｐａｎｅｓｅ　Ｒｕｂｂｅｒ　Ｆｕｔｕｒｅｓ）を11月30日に上場する予定。

　ＯＳＥの天然ゴム（ＲＳＳ３）先物は、１９５２年に東京ゴム取引所（当時。後の東京商品取引所）において取引が開始されて以来、国内外の多くのゴム業界関係者及び投資家に利用され、その価格は天然ゴムの国際的な指標価格の一つとして高く評価されている。

　タイと日本は天然ゴム市場の拡大のために、長年相互に協力してきた関係にあり、今回の合意及び上場を予定しているＪａｐａｎｅｓｅ　Ｒｕｂｂｅｒ　Ｆｕｔｕｒｅｓは両国取引所の友好関係を象徴するものとなる。

　Ｊａｐａｎｅｓｅ　Ｒｕｂｂｅｒ　ＦｕｔｕｒｅｓのＴＦＥＸへの上場は、タイ国内投資家及び海外投資家に天然ゴム先物の新たな投資機会を提供し、ゴム先物市場の更なる発展が期待される。