SBR生産が26%減 1~9月の合成ゴム

2020年12月07日

ゴムタイムス社

 合成ゴム工業会がまとめた1~9月の合成ゴム品種別生産実績によると、全品種合計の生産量は89万7833tで前年同期比22・8%減となった。昨年同期の1・0%減からマイナス幅が大きく拡大した。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、欧米を始め、日本を含めたアジア各国ではロックダウン(都市封鎖)がとられた。世界経済悪化の影響が続くなか、合成ゴムの主要市場である自動車産業向けを始め、一般工業用向けは大幅に需要が落ち込んでいる。

 品種別の生産量では、タイヤ向けを中心とする汎用ゴムでは、SBRが29万9002tで同26・3%減。内訳は、ソリッドが22万8876tで同27・5%減、ラテックスが7万126tで同22・3%減。ソリッドのうち、ノンオイルは14万7587tで同22・7%減、オイルは8万1289tで同34・8%減となった。
 同じ汎用のBRは、20万5248tで同9・3%減となった。
 20年1~9月の自動車タイヤの生産(ゴム量ベース)は前年同期比23・8%減(JATMA調べ)となった。汎用ゴムの生産

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