宮川ローラー(宮城県利府町、宮川忠直社長)は、開発重視型企業として一社一社の要望に最新の設備と技術を駆使しながら対応している。同社の20年度上半期(4~9月)は、年度当初コロナ渦の影響を受け、国内外の需要が停滞していたものの、夏頃からその反動で受注が回復し、工場もフル生産となっている。
分野別では、印刷用ロールは市場全体が縮小傾向にあり、受注環境は厳しいものの、「引き続き当社の付加価値のある製品を提供し、ユーザーの課題解決につなげていく」(同社)方針である。
工業用ロールは、電子部品向けの受注が一時減少していたが、現在では反転し好調な伸びを示している。一方、食品や医薬品に使われる軟包装分野はコロナ禍でも大幅な落ち込みは見られず、受注は安定して推移した。
営業活動では、コロナ禍でも今できることを主