三井化学は11月26日、経営概況説明会をオンライン方式で開催し、橋本修社長が20年度上期決算や20年度見通し、20年度の戦略方針などを中心に今後の事業活動を解説した。
上半期の連結売上収益が5369億7900万円で前年同期比20・9%減、コア営業利益は185億7400万円で同53・3%減、親会社所有者帰属利益は96億200万円で同52・8%減となり、「下期ではコロナウイルスの影響が残るものの19年度下期並みに回復し、当期利益については、19年度下期並みの利益を確保する」(橋本社長)は述べた。
セグメント別では、モビリティはコロナウイルスの影響で自動車の減産や施策案件延期の影響を受けたことで、モビリティ事業が大幅に減益した。また基盤素材はナフサ急落による在庫評価損の影響を大きく受けた。一方、ヘルスケアとフード&パッケージングは、コロナ禍においても「着実に利益を稼げる体質になってきた」(同)とし増益となった。