TPE特集 クレイトンポリマージャパン 技術開発した5製品に注力 UV架橋可能なSBSなど

2020年12月05日

ゴムタイムス社

 スチレンブロック共重合体(SBC)の世界的 大手メーカーである米クレイトンコーポレーションの日本法人、クレイトンポリマージャパン(東京都港区、石井智憲取締役・統括ディレクター)。
 今期(12月期)の需要動向によると、石井取締役は「需要が底だったのが4~6月。日本や欧米市場はお客様の工場や工事が止まったりするなど厳しい環境だった」と振りかえり「8月から中国の経済回復が活発化し、欧米も需要が持ち直してきた」とし、通期は、ほぼ前年比横ばいを見込んでいる。

超高流動品を用いた自動車内装表皮

超高流動品を用いた自動車内装表皮

 同社のTPE用途は日用品、食品包装、医療、建築、電子部品、自動車、など多岐に渡る。製品別の動向では、SISは比較的に安定した需要であり、主な用途は接着・粘着で、接着・粘着を利用した医療系だ。また、アスファルト改質剤向けが7割を占めるSBSは微増。付加価値の高いSEBSについては、自動車や医療向け用途に使われ「コロナ禍で開発案件が遅れぎみ。国内も徐々に回復してきているので開発を再開していきたい」(同)とのことだ。
 同社は常に技術開発を進めており、軌道に乗り始めた5製品がある。

 

 

 

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