三井化学は12月8日、同社ウェブサイトに、自動車関連業種向けの製品を集めた新たな特設ページ「Mobility Materials web Exhibition」を4日から公開したと発表した。
同社は今年4月より全社横断的なモビリティCoE体制を構築し、顧客への素材提案力強化を図っている。その成果の一つとして今回、従来のモビリティ事業本部の枠を超えて他の事業本部の製品も含め、同社全製品で自動車関連業種の顧客へソリューションを提案すべく、同HPを作った。
これまで培ってきた同社のノウハウと顧客からの要望を受けて検索機能を強化しており、顧客自身が容易に同社の素材提案にたどり着けるように設計している。
強化した検索機能としては、「パーツごとによる最適な部材提案」「ソリューションによる最適な部材提案」の2点が挙げられる。
「パーツごとによる最適な部材提案」では、今までは「バンパー材」「燃料タンク」など大きく9カテゴリーに分けての部材提案をHPに掲載していたが、よりきめ細かく「フェンダー」「ピラー」「マッドガード」というように、自動車のパーツごとに分類し、それぞれに最適であると同社が推奨する部材が表示されるようになった。
「ソリューションによる最適な部材提案」では、「意匠性」「柔軟性」など、顧客が特に興味をもつソリューション毎に関連する部材提案を行う。これらのカテゴリーは、今後進展するEV化、コネクティッドカー化等にも対応するものとなっている。
新型コロナウイルス感染拡大によるリアル展示会の中止・縮小が今後も見込まれる中、同社はリアル展示会に代わる提案の場となるよう、今後も機能拡充をしていくとしている。