日本プラスチック工業連盟(15年平均100、プラ工連による計算値)がまとめた日本銀行・国内企業物価指数の10月実績によると、プラスチック原材料は19品目平均で87・2と前月から0・4ポイント下落した。
内訳はポリビニルアルコール、ポリアミド樹脂、フッ素樹脂など4品目が変動なく、ポリスチレン、エチレン酢酸ビニル樹脂、ABS樹脂など4品目が上昇したが、ポリカーボネート、メタクリル樹脂、フェノール樹脂など11品目が下降した。また14品目が100を割り込んだ結果となった。
プラスチック製品では20品目平均で前月比0・4ポイント下落し97・5だった。
内訳はプラスチック積層品、プラスチック雨どい、軟質プラ発砲製品など8品目が変動なく、強化プラ管板類、プラスチック床材、プラスチック板など6品目が上昇した。下降については、再生プラスチック成形材料、合成皮革、プラスチック継手など6品目となった。20品目のうち、最高水準だったのは雨どいの119・8。
石油化学系基礎製品においては、16品目平均で前月から0・9%下降し69・0となった。
内訳は酢酸ビニルモノマー、アクリル酸エステル、フェノールの3品目が変動なしとなり、アクリロニトリル、ビスフェノールA、スチレンモノマーなど8品目が上昇した。ブタン・ブチレン、キシレン、塩化ビニルモノマーなどの5品目が下降となった。品目別でみていくと、アクリロニトリルが7・3ポイントともっとも上昇した。