損害賠償請求訴訟の判決確定 デンカのシンガポール子会社

2020年12月18日

ゴムタイムス社

 デンカは12月16日、シンガポール子会社のデンカシンガポール(DSPL)とデンカアドバンテック(DAPL)が、セラヤエナジー社から損害賠償請求訴訟を提起されていたが、15日にシンガポール最高裁判所から敗訴の判決言い渡しを受けたと発表した。

 同訴訟は、DSPLおよびDAPLとセラヤエナジー社との間で電力供給契約に関し、契約の期限前解除に対して原告であるセラヤエナジー社から2014年12月に損害賠償を求められて提起されていたもので、今年12月15日にシンガポール最高裁判決は、DSPLおよびDAPLの主張を認めず、DSPLおよびDAPLに対し約3100万シンガポールドル(約25億円)の損害賠償の支払いを命じた。

 同判決に関連して、同社は2021年3月期第3四半期連結決算において上記金額を特別損失として計上する。なお現在の事業の状況等も勘案し、同判決による今年度連結業績予想の修正はないとしている。

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