【新年インタビュー】ゴム連合 石塚宏幸中央執行委員長

2021年01月05日

ゴムタイムス社

 

石塚宏幸中央執行委員長

石塚宏幸中央執行委員長

■ 新年インタビュー

「重篤災害ゼロ」のとりくみ加速

ゴム連合 石塚宏幸中央執行委員長


 日本ゴム産業労働組合連合(ゴム連合)は各単組の主体性を尊重した取り組みを通じて、多様な課題への対応を実践している。コロナ禍での組合活動の状況や今年の抱負について、石塚宏幸中央執行委員長に聞いた。

 ◆20年の組合活動は。
 
 新型コロナウイルスの影響で、組合活動はほとんどできなかった。昨年9月からスタートした第16期は役員改選期でもあり、私も各単組への挨拶回りを行う予定にしていたが、それもできず残念だった。
 コロナ禍でのゴム連合本部の業務は在宅勤務を基本に行った。ただ、コロナ禍に備えウェブ環境を整えていたため、緊急事態宣言発令後も大きな混乱がなく、スムーズに業務を継続できた。全職員に携帯電話を持たせ、ワイファイかテザリングを使いネットにアクセスできるような環境にした。本部会議はウェブで週2回実施したほか、中央委員会も書面決議で行った。
 9月3日に岡山で開催した2020年第16期定期大会は、中央執行委員は現地で、代議員はウェブで参加し、目立った混乱もなく無事に開催できた。通常では経験できないことを経験できたという面では、得られたものも大きかったように思う。各単組によって状況も違うので、討論集会や情報交換会、春のとりくみに関する会議などは対面を前提としつつ、ウェブでも参加できるようハイブリッド型で進めていく。

 ◆安全に向けた取り組みについて。
 
 19年、20年と2年連続で重篤災害が起きたことは非常に残念で、憂慮すべきことだ。「安全はすべてに優先する」ことを強調しないといけない。今年は「重篤災害ゼロ」をテーマに掲げ、そのための論議や取り組みを進める。

全文:約1435文字

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