ブリヂストン、新商品発売 タイヤソリューションを強化 

2020年12月25日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは12月24日、同社およびグループ会社のブリヂストンタイヤソリューションジャパンが、輸送業界全体を足元から支えるソリューションビジネス「タイヤソリューション」を2021年よりさらに強化すると発表した。

 同社は、小型トラック・バス用タイヤ「デュラビスR207」を2021年3月より発売する。発売サイズは23サイズ(85~60シリーズ)。これは、昨今Eコマースの拡大により宅配ニーズが増加する中、新型コロナウイルス感染症の影響等でネットショッピングの需要増加にさらに拍車がかかり、その小口配送を行う運送事業者の「安心・安全な定期配送」「タイヤメンテナンスの負担軽減」「経費削減」をサポートすることを志向している。

 新商品「デュラビスR207」は、長年好評だった従来品「デュラビスR205」の性能を維持するとともに、ウェット路面での発進時のグリップ性能に配慮し安全性を確保している。また、運送事業者の稼働をサポートするため、従来品「デュラビスR205」対比耐偏摩耗性やウェット性能を同等に保ちながら、摩耗ライフを25%向上している。

 「タイヤソリューション」は、運送事業者のニーズとビジネスを見据え、安心・安全につながる高品質な商品とサービスを追求し、運送事業者の本質的な課題を解決する最適な組み合わせを提案している。ソリューションビジネスのベースとなる「断トツ商品」として、「デュラビスR207」の他にもトラック・バス低燃費用タイヤ「エコピアM801Ⅱ」やトラックのリアタイヤ2本を1本で装着できる「グレイテックM829」などを2020年3月より発売している。また、タイヤのリトレッドサービスや、2020年12月より導入したタイヤの内圧を遠隔モニタリングできる「タイヤマティクス」などのデジタルツールの活用、適切なメンテナンスの提供を通じ、顧客の困りごとを解決するソリューション事業を推進・加速している。同社はタイヤをライフタイム全体で最大限活用する「断トツソリューション」を通じて、安全性・環境性・経済性・生産性といった社会価値・顧客価値を両立する。

 

デュラビスR207

デュラビスR207

デュラビスR207搭載技術

デュラビスR207搭載技術

摩耗ライフ性能比較

摩耗ライフ性能比較

 

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