【新年インタビュー】三ツ星ベルト 垣内一社長

2021年01月13日

ゴムタイムス社
垣内一社長

垣内一社長

■ 新年インタビュー

環境の変化に強い会社に

三ツ星ベルト 垣内一社長

 高機能、高精密、高品質な製品の提供を通して社会に貢献する三ツ星ベルト。昨年の振り返りやコロナ対策、事業別の状況、今年の抱負などについて垣内一社長に話を聞いた。

 ◆昨年を振り返って。
 1年を通じて新型コロナウイルスの影響を受けた年になった。本来であれば中計の指針を発表する予定でいたが、それもコロナの影響で策定が難しくなった。しかし、当社の主要需要先である自動車は生産が徐々に回復している。昨年11月に開示した21年3月期通期の売上高610億円、営業利益32億円、経常利益34億円は確保できる見通しだ。

 ◆コロナ対策について。
 3月中旬にコロナ対策本部を立ち上げた。まずは社員のコロナ感染を防ぐため、テレワークを含めた在宅勤務を行い、出勤率を5割に抑えている。また、電車やバスなど通勤時の感染を防ぐ取り組みとして、時差出勤を導入し始業と終業を1時間早める対応も行っている。

 ◆事業別の状況は。
 自動車用ベルト事業はかなり良くなっている。地域では、中国が先んじて回復し、米国、タイも回復基調にある。インドネシアも10月以降需要は戻りつつある。国内を含めた他の拠点もしっかり操業できており、下期は挽回を図りたい。
 一方、一般産業用のベルト事業は自動車用に比べると物足りなさを感じる。国内は依然として厳しいし、海外も一部の特殊な分野は動いて

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