11月の日本銀行物価指数 プラ原材料が0・2ポイント上昇

2021年01月18日

ゴムタイムス社

 日本プラスチック工業連盟(15年平均100、プラ工連による計算値)がまとめた日本銀行・国内企業物価指数の11月実績によると、プラスチック原材料は19品目平均で87・3と前月から0・2ポイント上昇した。

 内訳は不飽和ポリエステル樹脂、ABS樹脂、ポリビニルアルコール、ポリアミド樹脂など7品目が変動なく、エチレン酢酸ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリスチレンなど8品目が上昇したが、エポキシ樹脂、ポリプロピレンなど4品目が下降した。また15品目が100を割り込んだ結果となった。

 プラスチック製品では20品目平均で前月と同じく97・3だった。

 内訳はプラスチック積層品、プラスチック継手、プラスチック雨どいなど10品目が変動なく、プラスチックフィルム・シート、プラスチック板の2品目が上昇した。下降については、プラスチック床材、合成皮革、プラスチック製中空成形容器、飲料用プラスチックボトルなど8品目となった。20品目のうち、最高水準だったのは雨どいの121・1。

 石油化学系基礎製品においては、16品目平均で前月から4・2%上昇し73・6となった。

 内訳は酢酸ビニルモノマー、アクリル酸エステル、フタル酸系可塑剤の3品目が変動なしとなり、ブタン・ブチレン、ベンゼン、ビスフェノールA、アクリロニトリルなど10品目が上昇した。オクタノール、スチレンモノマー、パラキシレンの3品目が下降となった。品目別でみていくと、ブタン・ブチレンが19・2ポイントともっとも上昇した。

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