取材メモ 商業者が抱える販売の問題点

2011年12月06日

ゴムタイムス社

 西部ゴム商組はホース部会が行ったホース流通動態調査の結果を発表した。原材料価格高騰に伴うメーカーの製品値上げについて、商業者サイドは一部混乱、困惑している意見が出された。

 具体的な意見としては「値上げが表明されても実際には実施されないなど、少し混乱している気がする」「各メーカーの値上げ合戦による販売金額が低下してきている」「仕入れ価格の上昇分を売上価格に転嫁できていない」など。

 ホース販売の問題点についても多くの意見が出された。「地域性の問題で、メーカーが代理店を特定して他府県からの販売ができないケースがある。商売であるので駆け引きは当然で仕方ない面もあるが、企業体質などを疑う場合も見受けられる」と厳しい指摘も。

 商業者の集約的な意見としては「震災復興として多少需要が伸びたことも事実だが、値上げのアナウンスが続き、円高の影響がどれだけ出るか、続くのか見通しが立たず、辛抱の1年になるのでは」としている。

 

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