電子デバイス低調で減収減益 信越ポリマーの4~12月期 

2021年01月28日

ゴムタイムス社

 信越ポリマーの2021年3月期第3四半期連結決算は、売上高が557億8200万円で前年同期比8・1%減、営業利益は46億6300万円で同20・2%減、経常利益は47億8500万円で同24・3%減、親会社株主に帰属する四半期純利益は34億7700万円で同26・6%減となった。

 電子デバイス事業の売上高は127億5300万円で同15・5%減、営業利益は2億3500万円で同81・0%減だった。

 精密成形品事業の売上高は250億8000万円で同0・1%増、営業利益は38億5900万円で同1・0%増。うち、シリコーンゴム成形品は、主力のメディカル関連製品の出荷が横ばいで、全体として売上げは伸び悩んだ。

 住環境・生活資材事業の売上高は131億5600万円で同10・1%減、営業利益は3億6600万円で同18・7%減。塩ビ関連製品の市場環境が非常に厳しい中、価格改定や生産効率化に努め、新規事業製品の拡販を推し進めたが、自動車関連の素材系製品が需要低迷の影響を受け、全体売上は前年を下回った。また、機能性コンパウンドは、ロボットケーブル用の出荷低調が続き、自動車用の需要も減速したため、ふるわなかった。

 

 

 

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