豊田合成は1月27日、2025事業計画(中期経営計画)で重点市場と位置付けているインドでの経営の効率化に向けて、子会社である豊田合成ミンダインディア(TGMIN)が持分法適用会社であるミンダTGラバーを吸収合併することを決定したと発表した。
同社は近年、デリー近郊への技術・営業拠点(グルガオン事務所)の開設やグジャラート州への新工場の稼働など、事業体制の強化を行うとともに、昨年は南部の生産子会社(豊田合成サウスインディア)をTGMINの子会社とするなど、インド全体での効率的な経営を目指し、組織の再編も進めてきた。今回の合併により、TGMINへの経営の一元化が完了した。
今後も同社は、合弁パートナーであるミンダ社と連携してインド事業を一体運営することで、成長市場である同国での事業拡大を進めていくとしている。