合成ペプチド独占供給契約締結 BASF、ケアジェン社と

2021年02月01日

ゴムタイムス社

 BASFは1月26日、4つの合成ペプチドについて、韓国・ケアジェン社とグローバルな独占供給契約を締結したと発表した。このポートフォリオの拡大により、同社はアンチエイジング効果、色素沈着を防ぐ効果を持ち、アトピー肌向け、およびニキビ肌向けの機能を持つ4つの合成ペプチドを2021年中に発売する予定。

 同社ケア・ケミカルズ事業本部アジア太平洋地域パーソナルケアソリューション、マーケティング部門の責任者であるジェフ・ハー氏は、「多くの消費者が化粧品に特定の機能性を望む、パーソナライゼーションのトレンドに乗って、ダーマコスメティックの分野は世界的に、特にアジアにおいて、堅調に成長している。これらの合成ペプチドを有効成分として配合した化粧品を使用することにより、消費者は有効性と安全性が証明された製品を選択することができるようになる」と述べている。

 また、同社ケア・ケミカルズ事業本部バイオアクティブグローバル製品開発責任者、ダヴィッド・エロー氏は、「ペプチドは、生理活性物質として様々な分野で利用されており、ケアジェン社の保有する数ある合成ペプチドの中から化粧品用途での効果が期待できる、有望な合成ペプチドを選択できたことは、我々にとって大きな成果」と述べている。

 ケアジェン社CEOであるチュン・ヨンジ氏は、「ケアジェン社の高い技術的、商業的競争力を持つ機能性ペプチドと、BASFがグローバルな化粧品市場に提供するソリューションと成分の専門知識に基づいて締結されたこの契約により、両社は長期的な協力関係を築くことができる。現在進行中の機能性健康食品および医薬品の開発により、ケアジェン社はグローバルな顧客に認知される、主要なペプチドプラットフォームカンパニーになることを目指している」とコメントしている。

 同社は、ケアジェン社の非常に強力な合成ペプチドは、同社のパーソナルケアソリューションのポートフォリオにおいて提供される有効成分や他の化粧品成分を補完する技術になるとしている。

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