クラレは1月29日、国際連合が提唱する「国連グローバル・コンパクト(以下「UNGC」)」に署名し、2020年12月17日付で参加企業として登録されたと発表した。併せて、UNGCに署名している日本企業などで構成される「グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン」に加入したことを発表した。
UNGCは、各企業・団体が責任ある創造的なリーダーシップを発揮することによって、社会の良き一員として行動し、持続可能な成長を実現するための世界的な枠組み。UNGCに署名する企業・団体は、人権の保護、不当な労働の排除、環境への対応、腐敗の防止に関わる10の原則に賛同する企業トップ自らのコミットメントのもと、その実現に向けて努力を継続することが求められる。
同社グループは、「世のため人のため、他人(ひと)のやれないことをやる」というミッションのもと、1926年の創立以来、自然環境や生活環境の向上に貢献する事業展開を行ってきた。2019年には、サステナビリティ・コンセプトの改定とクラレグループの重要課題(マテリアリティ)の見直しを行い、トップマネジメントがその活動を牽引している。
同社は今回、UNGCに署名し企業姿勢を明確に表明することで、同社グループの企業ステートメントに基づくサステナビリティ・マネジメントを一層推進し、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。