住友化学は2月3日、ポリエチレンおよびポリプロピレンに関し、価格改定を実施すべく、需要家との交渉に入ると発表した。
対象製品はポリエチレン、ポリプロピレン。価格改定幅はそれぞれプラス10円/kg以上。価格改定時期はそれぞれ21年2月22日納入分よりとなっている。
同社は20年12月25日に21年1月15日以降の納入分についてプラス10円/kg以上の価格改定を公表した。ただ、足元のナフサ価格は、原油価格上昇や旺盛な需要を受け、その時点で想定していた水準を超えてさらに上昇している。
こうした大幅なコスト増は、当社自身の努力だけでは吸収しえないものであり、安定供給を継続するためにも、価格改定をお願いするとしている。
なお、想定したナフサ価格が大きく変動する場合は、価格改定幅の修正を要請することもあるとしている。
2021年02月04日