機能商品は減収減益 三菱ケミカルの4~12月

2021年02月04日

ゴムタイムス社

 三菱ケミカルホールディングスの21年3月期第3四半期決算は、売上収益が2兆3554億4100万円で前期比13・7%減、コア営業利益は1136億1200万円で同37・2%減、営業利益は7億2800万円で同99・5%減、親会社の所有者に帰属する四半期利益は478億3000万円の損失(前年同期は762億7200万円)となった。
 機能商品セグメントについて、売上収益は7454億円で前年同期に比べ1024億円減、コア営業利益は399億円で同136億円減少した。
 機能部材サブセグメントは、需要は回復しつあるが、前年同期比では高機能成形材料の高機能エンジニアリングプラスチックなどの自動車向けの販売数量が減少したことで、売上収益は減少した。 機能化学サブセグメントは、高機能ポリマーの機能性樹脂などの自動車向けの販売数量が減少したことに加え、フェノール・ポリカーボネートチェーンで定期修理等の影響により販売数量が減少したことで、売上収益は減少した。
 ケミカルズセグメントの売上収益は6074億円で同2084億円減、コア営業利益は59億円の損失となり同443億円減少した。
 MMAサブセグメントでは、第3四半期以降MMAモノマーなどの市況が上昇しているが、前年同期比では低水準で推移したことにより、売上収益は減少した。石化サブセグメントは、エチレンセンターの定期修理の影響が拡大したことにより販売数量が減少したことに加え、原料価格の下落等に伴い販売価格が低下したことで、売上収益は減少した。

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