平泉洋行(東京都台東区、戸張傳二郎社長)の前期(20年12月期)売上は91億円で前年対比92%、利益は同95%程度で着地する見通しとなった。
ユニット別に見ると、売上構成比で約7割程度を占めるエラストマービジネスユニットは、4月以降は新型コロナウイルスによる影響を受けたが、9月後半からゴム・エラストマー原料の需要も戻りつつあり、10~12月の第4四半期はほぼ前年並みの水準に回復している。特に、半導体関連の動きが旺盛で、原料需要の回復に寄与している。
ポリウレタン原料や副資材などを製造する関連会社のH&K(エッチ・アンド・ケー)製品を販売するH&Kビジネスユニットでは、国内は市場伸び悩みが顕著だが、海外向けが堅調で売上を下支えする。海外は中国が伸長し、売上の規模も着実に大きくなっている。また、東南アジアでは19年にタイで開催された展示会出展をきっかけに、インド向けの販売も少しずつだが増えている。
一方、ゴム用試験機や成形加工機の各種機械やソフトウエアを扱う機