豊田合成は2月5日、新型コロナウイルス感染症の流行により医療物資が不足するなかで、病院などに防護服を寄贈した活動が評価され「経済産業大臣感謝状」を受領したと発表した。
寄贈した防護服は、同社の主力製品であるエアバッグの生地で作られている。ナイロン製の丈夫な布をシリコンでコーティングしているため、飛沫や接触による感染から医療従事者を守る機能に加え、洗って繰り返し使用できることが特徴となっている。同社は昨年5月から愛知県内の病院などに累計で約400着の防護服を提供してきた。
同社は、トヨタ自動車ならびにトヨタグループ各社による医療現場などへの支援活動「ココロハコブプロジェクト」に取り組んでおり、今回の活動のほかにPCR検査車両の提供なども行ってきた。同社は今後も、社会からのニーズに応じた活動を継続していくとしている。